電気通信工事の仕事には専門的な知識や技術が必要になる部分がたくさんあります。
中には資格を有していないと作業することが出来ないということもあります。
このページでは電気通信工事士に関する資格の種類と取り方などをご紹介します。
工事担当者
これはインターネットや電話回線の工事を行ううえで必要となる資格です。
電気通信回線の端末接続や設備工事を行うだけでなく、監督業務を行うこともできるようになります。
2021年4月より、資格の種別の名称が変更され、第二種は廃止されます。制限なくいずれの工事を行うことができる資格は「総合通信」と呼ばれます。
総合通信
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第1級アナログ通信
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第2級アナログ通信
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第1級デジタル通信
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第2級デジタル通信
電気工事士
電気工事士は第二種と第一種があり下記の表のようになっています。
第二種電気工事士 | 電圧が600V以下の電気工事 (配線工事や電気設備工事) | 一般住宅小規模な店舗事業所 など |
第一種電気工事士 | 最大電力が500㎾未満の電気工事 (配線工事や電気設備工事) | ビル 工場 大型店舗 など |
かなり幅広い場面で必要とされる資格です。
第二種電気工事士と第一種電気工事士があり、二種は年2回、一種は年1回の試験が行われています。
電気通信主任技術者
電気通信主任技術者とは、情報ネットワークの高度化時代を支える電気通信のスペシャリストです。
これは電気通信工事や運用の責任者になることが出来る資格です。
この電気通信主任技術者は「伝送交換主任技術者」と「線路主任技術者」の2つに分かれています。
事業用電気通信工事および設備機器の運用を行う事業者は、電気通信主任技術者有資格者を配置しなければいけないため、
さまざまな現場で必要とされる職種です。
電気通信主任技術者の資格は、年収アップに繋がります。
電気通信工事施工管理技士
令和元年から新しく作られた資格で、
電気通信工事において、主任技術者として施工計画を作成し、
現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理などが行えます。
インターネット・モバイル通信の普及により注目されているとともに、有資格者が求められています。
どちらも実務経験者でないと受験できません。このためプロの能力を裏付けることができる試験といえるでしょう。